何度も書いているように、私はツイッターをしないし、だから直接見たこともないので、伝聞、仄聞でしか反応しようがないのを最初にお断りしておく。
わざわざその概要をメールで教えてくれた親切⁉️な親友がいて、へぇ〜知らないところでそんなことが起きているのかと思わずほくそ笑んだ。何の話❓幻冬社のK城さんと有(田芳生)ちゃんが、『50分でわかる!立憲民主』を巡って、「刷り部数が5000部行かないだろう」「いいえ、発売前に3000部増刷が決定した」に始まって、有ちゃんが我が『弓立社』のことを「弱小出版社」と書いたら、逆にK城さんの方から、「弓立社を貶めるような表現だ」と気を遣って戴いたり、まぁ私的には、こうして評判になるのはとてもありがたいことです。
私はこのやり取りは、K城さん一流の援護射撃、つまり有ちゃんの本が売れるように話題を提供してくれているのでは❓とノーテンキに思っている次第。といっても私は見城さんを全く知らない、というか会ったこともないけれど、私の30年来の親友で元K談社のK藤晴さんや最近会っていないけど一時は随分仲良くしていたB春出身の作家A生幾ちゃんが、兄貴の様に慕っていたから、親分肌の人なんだろうという先入観があって、先の『援護射撃じゃないの⁉️」という思いが浮かんだ。そう言えば、『無念は力』を出版するとき、晴さんが奔走してくれて、「K城さんところからはどう❓」と訊かれたことがある。またG冬社の凄腕編集者I原正康さんとは、故吉本隆明家の忘年会や新年会でお会いして、話もさせてもらったことがあるから、連帯のあいさつでしょう。
ところで弱小出版社というのは、私が常日頃から口にしているので、有ちゃんもついつい身内話のつもりで言ったのでしょう。代表の私本人が自己紹介の時に平気で、常套句の様に言っているくらいなんだから。私はもともとそういうクセというか癖(へき)があって、◯HK時代は、「国営放送記者の小俣一平です」と言ったり、「海老沢派の小俣です」と言うのが好きだった。「どうせお前ら腹のなかではそう思っているんだろう⁉️」と読んで、こちらから言うことにしていた。そのクセが今も残っているんだろう。だからこれを機会に名刺の肩書きを『弱小出版社 (有) 弓立社 代表』にしようかと考えている。私のことだから今の名刺、まだ200〜250枚くらい残っているので無くなったら刷るだろう。
つらつら考えるにこんなことを平気で言ったり書いたりするのは、故 山本夏彦翁の影響だと思う。夏彦翁とは『万作』で声をかけられて、時々待ち合わせて飲む様になった不思議な縁で、これは以前何かに書いた記憶がある。もっぱら四ッ谷の『万作』か銀座6、7丁目の『ジョリー』で、ご一緒させてもらった。その際本の題名にもあるが『二流の愉しみ』(確か題名にはあるのだが、作品自体は無かったと記憶している) という言い方が好きで、そんな私は「小俣一平、◯HKの三流記者です」なんて言いながら口角泡を飛ばしていたのだからら懐かしい。だからいいのです弱小出版社で。子どもの頃から、若乃花より栃錦、大鵬より柏戸、舞の海関や寺尾関が贔屓で、巨人より広島のファンなのです。大より小なのです。いえいえ大より弱小なのです❣️話題にして戴いて、見城さん、ありがとうございます。