神田小川町『丸香』いつも満席 12

神田小川町3丁目にある『丸香』は、昼前と夕方開店前には必ず長い行列が出来るうどん屋さんとして、つとに有名である。

私は並んでまでも・・・という気持ちが強いので、いつも敬遠している。それでも稀に並ばなくてもスンナリ入れるラッキーな日があって、これまで2回食べることが出来た。

今日は午後3時前とあって、空席がチラホラ。思いがけず「丸天うどん」にありつけた。店の前でも、中でもスタッフが大きな声をあげて「今日は揚げ物はありません」を繰り返す。座って5分しないうちに、席は全て埋まった。ヤッパリ‼️

トッピングもいろいろあるが、刻みネギだけの「素うどん」も美味い。この丸天は天ぷらではなく、蒲鉾である。大分では「天ぷら」というとこれが出てくるが、『丸香』は、些か硬めで中にはキクラゲが入っていて、練りものとの噛み心地が絶妙なハーモニーを奏でる。

具材はタラなのかグチなのか、はたまたアゴなのか、いやいやエソなのか❓など思い巡らせながら食べていく。うどんの柔らかさとかなり硬めの丸天に、少し甘めの出汁と一緒に味わうと、口の中は一気に至福、いや幸福、いやいや口福な気持ちになる。

うどん一杯でこんな気分を味わえるだけでも、『丸香』の偉大さがわかる。

体調がイマイチだけに、昼前の『花灯』の海鮮丼、出汁をかける茶漬けといい、『丸香』の丸天うどんといい、どれも優しく五臓六腑に染み渡る。

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