神田カレーグランプリの『日乃屋カレー』を食す 16

書斎の掃除をしていたら正午を回ってしまった。雨の中、神田小川町の事務所に向かう途中、空腹に我慢できず、以前から気になっていた『日乃屋カレー🍛🍛』に入る。

神田神保町から小川町にかけては、カレー屋🍛🍛さんが目白押しで、制覇するのが楽しみだ。昨日は『神田カレーグランプリ』と印刷された「レトルトカレー」を食べたばかり。

カレー好きな上、このところ胃潰瘍から解放されて、すっかり元気になったのをいいことに、またいつもの食習慣に戻りつつある。

「エビフライカレー🦐🍛」を頼んだ。午後1時半だというのに、続々客がやって来る。お待ちかねがカウンターに登場してびっくりぽん。デカ‼️そういえば注文の時に、「ライスの大盛りはサービスです。どうしますか❓」と訊かれた。さすがにこの歳では、もう大盛りは頼まない。それなのにこの量だ。

「甘い❗️」それに何だか家庭のカレー🍛のような味付けだなって思っていると、だんだん辛さが口の中に広がってきた。おお〜メニューの上の方に書いてある「始まり甘く、後から辛い」なんだと気がつく。「ちょっとカレーを」と仕事の合間には、手っ取り早くて良いかも。

▲新人記者時代の私 髪の毛フサフサだったんよねー。

午後3時に鹿児島局時代の師匠であり、◯HK 時代の恩師で、ずっと私のことを見守ってくれたY野敏行さんが、上京してきたので、高円寺まで行く。駅の中にある『デニーズ』でお茶を飲んで、初めて経験したのがドリンクバーだ。コーヒーや紅茶など何杯飲んでもいい代わりに、セルフサービスというシステム。飲み物の原価と人件費を比較するとその方が安いし、人手不足の解消にもなるわけか。これからだんだん「人口減少社会」を身近に感じるようになるんだな。

▲万年青年と言われたY野さんも76歳かぁ〜

もっぱら昔話やお世話になった先輩たちの現況が中心だが、それにしても鬼籍に入った人の多いこと。そうかぁY野さん自身、私より10歳上だから、それなりに老人になったんだな。故郷の北九州放送局長で終えたから満足な◯H K人生だったといえよう。こんな人がどれだけいるんだろう。同期の五つ子のパパY下頼光さんはどうしてるのだろうか❓聞き忘れた。

この後◯H K時代の先輩T嶋龍一さんに頼まれた「メディア塾」の講義をするため虎ノ門の『Nippon.com』に出かけた。大学や大学院の授業以外で、メディアの話をするのは久しぶりだ。どういう問題意識で来ているの分からないから、事件取材を通しての基本的な話をした。6人の受講生は、社会人や大学生の混合で男性2人女性4人。私語をしないのでやり易い。新人記者時代の写真も披露した。あの頃僕も毛があった。

これまでこの手の会合の時は、終わると若い人たちを誘って居酒屋に繰り出したものだが、”記者志望”でもない人たちに、これ以上記者時代の話をしても退屈だろうし、余り意味があると彼らは思わないだろう。昔のように、若い人たちから「もっと話を聞きたいので」と誘われもしなかったので、サッサと引き揚げた。老人はクドクド話さないことが、嫌がられない秘訣だと思うよになった。

彼らに伝えたかったことは、「情報の引き出し」をたくさん作ることが、どんな業種にいても役に立つということだ。

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