『1968年 激動の時代の芸術』は実に内容のある展覧会で、企画した千葉市美術館の学芸員の質の高さを感じた。
とにかく懐かしさだけでなく、当時気づかなかった前衛的な、先駆的な作品群が目白押しで、知らない作品も多く出品されていた。
赤瀬川原平さん、粟津潔さん、林静一さん、横尾忠則さん、つげ義春さん、寺山修司さんなどなど、のちに日本の芸術を牽引していった人たちの原点が、ここに集大成されていて、全て見終わるのに2時間以上かかった。
特に赤瀬川原平さんの「桜画報」の若き日の作品を肉眼で見ることができて、感動しっ放しだった。加えて橋本治さんの東大駒場祭の「とめてくれるならおっさん」や有名な現代思潮社の「美学校」生徒募集のポスターなど、雑誌や記事でしか知らなかった作品も間近に鑑賞出来て、もう一回来たいと思わせた。残念ながら11日でおしまいだった。
会場は驚くほどの入りで、もちろん我々と同世代も多かったが、若い芸術家志望と思われる人たちも結構来ていて、いい雰囲気だったね。
◯HKの超著名なプロデューサーとバッタリ会ってびっくり。こういうところで日頃からセンスを磨いているのか。
帰りは事前に千葉市内の美味い😋😋😋店を探索してくれていたT橋宗ちゃん推薦の『すし波奈』で、反省会を開いた、というよりビールが飲みたかった🍻🍺。美味い。
さんが焼き、キスの天ぷら、鯨の漬け焼き、なめろう、目光の天ぷら、ホヤの塩辛などなどをツマミに千葉の日本酒を片っ端から飲んでいく。喫煙O K🚬🚬なので、遠慮なく4人とも吸い続ける。もちろん飲みながらの話題は、今見てきた写真や映像、ポスター、ガリ版印刷のチラシ、ビラについてだが、それに体験談が重なって盛り上がることしきり。
何を食べても「美味いね😋😋😋」としか言いようがない。サービスも抜群に好い。時々女将さんらしき着物の女性が運んできては、ツマミの説明をしてくれる。九十九里浜出身で、「なめろう」をお酢で食べるのが御当地風なのだとか。これがまた魚の臭みを消し旨味を醸し出していて、ついつい酒がすすむ。食べることと喋ることに一生懸命で、写真を撮り忘れた。ありゃ⁉️ やっと仕上げの「板さんおまかせにぎり」🍣🍣🍣1人前がきた時に思い出してパチリ。
Fちゃんは、恐ろしく少食なので、3人で食べる。めちゃくちゃ美味い。さらに値段を聞いてビックリ。これだけ呑んで、食って、1人5000円いかない。「美味い!早い‼︎安い❣️」と三拍子揃った良い店だった。「こりゃ電車に乗って1時間半かけても来る価値があるわ」と私。やはりリサーチしてきた宗ちゃんの殊勲高だな。美味いところに鼻が効く。気がつけば午後4時過ぎに入ったのに、あっという間に7時を回ってしまった。
みんなも千葉市美術館の催しに合わせて、また来ようとなって、引き上げた。帰りのJR横須賀線の中でも、美術展の話と寿司店の話で盛り上がりった。とっても充実した秋の一日だった。