妙蓮寺 「三崎まぐろ『宮川商店』」久々開店 31

妙蓮寺のOKストアのすぐ横にある『宮川商店』は、神奈川県三浦半島三崎から来るマグロ専門店だ。

ここのマグロを食べてしまうと、まず他の店で同じ値段で敵うところはないと断言できる。魅了はマグロの刺身だけではない。マグロのカマ、アラそれに中落ち。また時々持ってくる鰻やアジ、タコ、イカ、ホタテ、イクラも抜群に良質なのだ。

これをゲットするには40分ほど前から並ばねばならない。以前は15分前でも買えていたのだが、ご主人の宮川さん、我が家では20年近くも「お兄さん」と呼んでいる。その「お兄さん」が大病してから、何ヶ月に1度しか店を開けなくなったので、来た日には早々と並ばないと欲しい部位があっという間に売り切れてしまう。

40〜60分は、私にとっては待つうちに入らない。というのも待つことに関しては私はプロだと自認しているからだ。特捜部を担当していた、いや鹿児島県警や警視庁を回っている時代から毎日のように刑事や検事が帰宅するところや出勤するところを何時間も張り込んで、瞬間芸のように質問しては点と点を繋いでいく仕事を30年近くも続けてきたからだ。

もちろん一番乗り。この店の特徴は、午後2時から刺身の他に並ぶカマやアラと午後5時からの「すり身」と呼ばれる中落ちの販売だ。私の贔屓は前者1本。たまに遅くに覗くと中落ちが残っていたりもする。アラはねぎま鍋にもってこいなのだ。

先々週の火曜日。偶然出店を予告する「三崎のまぐろ」と赤に白文字で染め抜かれた年季の入った幟が立っているのを見て、「おっ❣️久しぶり‼️」と並んだほどだ。今日もおんなじ。

30分前ともなるとゾロゾロ近郷近在の人が集まって来る。午後2時過ぎオープン。今夜は中トロとねぎま鍋で一杯。ふふふ、庶民のささやかな愉しみだ。

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